“ふるは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
古葉33.3%
旧葉13.3%
古刃6.7%
6.7%
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
路傍みちばたに待つてゐる多數の男女は夜の寒さに身をふるはしながら、動いて來る車の灯を見る事もやと眞直な往來のかなたを伸び上るやうにして眺めてゐる。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
かへるいよ/\ます/\ほこつてかしのやうなおほきな常緑木ときはぎ古葉ふるはをも一にからりとおとさせねばまないとする。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
黄に枯れた麦の旧葉ふるはと青々とした新しい葉との混ったのも、離れて見るとナカナカ好いものだ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
彼女は、どこからか迷い込んで来たポインター雑種の赤犬を一匹、台所のタタキの上につないで、バタを塗ったジレットの古刃ふるはを三枚ほど喰わせて、悶死もんしさせているのであった。
冗談に殺す (新字新仮名) / 夢野久作(著)
からす』が翼をふるはした Never more は
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
とほれと脇腹わきばら愚刺ぐさと計りに差貫さしつらぬけば何ぞたまらん庄兵衞はあつと叫も口の中押へ附られ聲出ず苦き儘にもがきけるをお光は上へまたがりて思ひの儘にゑぐりければ七てんたうふるは虚空こくう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)