てて)” の例文
すると、すゞちやんはいつの間にか、ちゆッ/\と、ふちをしやぶつてゐました。それから、おててにもつてゐるがら/\をふりました。
ぽつぽのお手帳 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「そらね、この小父さんはお前のお母さんを御存じだったかただよ、お父さんたちの仲好しだったんだよ。だからちっとも怖くはないんだよ、さ、おててをお出し。」
「へえ、何どっしゃろ……偉い可愛らしいててどっせ」
高台寺 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
彼等にはまた人殺す、見えないおててがありまして
ててには重い
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
トゥロットは斜面をかけのぼつて、ジャンヌのおててからチョコレイトを一きれと、三日月パンを一つうけとると、またお山の方へもどつて来ました。
乞食の子 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
ててどすか? 何でどす?」
高台寺 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ててが見えた
蛍の灯台 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
「こんどは、おててをかう組むの。——かうだよ。——さうぢやないよ。かうするんだよ。」
乞食の子 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
ててを刺そか
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
だれでも小さなときは、めんめがあつても見えないし、おててがあつても、かたくちゞめて、ひつこめてゐるだけです。ちようど、あんよがあつても、大きくなるまではあるけないのとおんなじです。
ぽつぽのお手帳 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
ててが痛い
蛍の灯台 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
てて
蛍の灯台 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)