“手(てゝ)” の例文
「おや、そんなところからお上りになりましたの? あちらへ入らつしたらちやんとお手(てゝ)を突いてをばさまにお辞儀をなさいましよ。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「おや、下駄(かつこ)が脱げましたの? 早くおはきなさい。——まあ坊ちやんはお手(てゝ)がずゐぶん汚くなつてゐるんですね。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
「一寸お待ちなさいまし。帯が後へ下つてゐます。まあきれいなお手(てゝ)、土をお掘りになつたんでせう? 一寸こちらでお洗ひなさいまし。このお召物も、もうお着換へにならないといけませんね。」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)