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行方
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ゆくかた
ふりがな文庫
“
行方
(
ゆくかた
)” の例文
彼
(
かれ
)
が
最愛
(
さいあい
)
の
父
(
ちゝ
)
濱島武文
(
はまじまたけぶみ
)
は、
遙
(
はるか
)
なる子ープルスで、
今
(
いま
)
は
如何
(
いか
)
なる
夢
(
ゆめ
)
を
結
(
むす
)
んで
居
(
を
)
るだらう、
少年
(
せうねん
)
が
夢
(
ゆめ
)
にもかく
戀
(
こ
)
ひ
慕
(
した
)
ふ
母君
(
はゝぎみ
)
の
春枝夫人
(
はるえふじん
)
は、
昨夜
(
さくや
)
海
(
うみ
)
に
落
(
お
)
ちて、
遂
(
つひ
)
に
其
(
その
)
行方
(
ゆくかた
)
を
失
(
うしな
)
つたが
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
斯
(
か
)
くまでに師は恋しかりしかど、夢さら此人を
良人
(
つま
)
と呼びて、共に他郷の地を踏まんとは、かけても思ひ寄らざりしを、
行方
(
ゆくかた
)
なしや迷ひ、窓の
呉竹
(
くれたけ
)
ふる雪に心
下折
(
したを
)
れて我れも人も
雪の日
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
乳母
(
うば
)
入る。ヂュリエットじっと
行方
(
ゆくかた
)
を
見送
(
みおく
)
って
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
怪
(
あやし
)
の
船
(
ふね
)
の
双眼鏡
(
さうがんきやう
)
一件
(
いつけん
)
、
印度洋上
(
インドやうじやう
)
の
大遭難
(
だいさうなん
)
の
始末
(
しまつ
)
、
其時
(
そのとき
)
春枝夫人
(
はるえふじん
)
の
殊勝
(
けなげ
)
なる
振舞
(
ふるまひ
)
、さては
吾等
(
われら
)
三人
(
みたり
)
が
同時
(
どうじ
)
に、
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
甲板
(
かんぱん
)
から
海中
(
かいちう
)
に
飛込
(
とびこ
)
んだのに
拘
(
かゝは
)
らず、
春枝夫人
(
はるえふじん
)
のみは
行方
(
ゆくかた
)
知
(
し
)
れずなつた
事
(
こと
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
『あら、
父君
(
おとつさん
)
は
單獨
(
ひとり
)
で
何處
(
どこ
)
へいらつしやつたの、もうお
皈
(
かへ
)
りにはならないのですか。』と
母君
(
はゝぎみ
)
の
纎手
(
て
)
に
依
(
よ
)
りすがると
春枝夫人
(
はるえふじん
)
は
凛々
(
りゝ
)
しとはいひ、
女心
(
をんなごゝろ
)
のそゞろに
哀
(
あはれ
)
を
催
(
もよほ
)
して、
愁然
(
しゆうぜん
)
と
見送
(
みおく
)
る
良人
(
をつと
)
の
行方
(
ゆくかた
)
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
“行方”の意味
《名詞:地名》
(なめがた)茨城県南東部にある市。また茨城県にあった郡。
(なめかた)福島県にあった郡。
(なめかた)茨城県行方郡にあった村。
(ぎょうほう)岡山県勝田郡奈義町にある地名。
《名詞:人名》
(なみかた なめかた)日本人の姓。
(出典:Wiktionary)
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“行方”で始まる語句
行方不明
行方不知
行方知
行方不識
行方千三郎
行方郡板来