“申(まを)” の例文
色(いろ)と言(い)ひ、また雪(ゆき)の越路(こしぢ)の雪(ゆき)ほどに、世(よ)に知(し)られたと申(まを)す意味(いみ)ではないので——此(これ)は後言(くりごと)であつたのです。……不具(かたは)だと言(い)ふのです。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
川口(かはぐち)の、葦(あし)のたくさん生(は)えてゐる、その葦(あし)の先(さき)の葉(は)が、みんなとれてゐる。これは、誰(たれ)が折(を)つたのかと申(まを)しますと、それは、私(わたし)です。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
僞(いつは)りでは無(な)けれど隱(か)くすとは何(なに)を、デハ私(わた)しから申(まを)しませう深山(みやま)がくれの花(はな)のお心(こゝろ)と云(い)ひさして莞爾(につこ)とすれば、アレ笑(わら)ふては云(い)はぬぞよ
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
と拗(す)ねて、どうすかしても、叱(しか)つても逢(あ)はうとしませんので、女官(じよかん)は面目(めんぼく)なさそうに宮中(きゆうちゆう)に立(た)ち歸(かへ)つてそのことを申(まを)し上(あ)げました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
實(じつ)を申(まを)すと私(わたし)も疑(うたが)つてゐるのです。然(しか)し尤(もつと)も、私(わたくし)は或時(あるとき)は死(し)なん者(もの)のやうな感(かんじ)もするですがな。其(そ)れは時時(とき/″\)恁(か)う思(おも)ふ事(こと)があるです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
『痴人(ばか)め!』女王樣(ぢよわうさま)は焦心(ぢれ)ッたさうに御自身(ごじしん)の頭(あたま)を突(つ)き出(だ)して申(まを)されました、それから愛(あい)ちやんに振向(ふりむ)いて、『何(なん)と申(まを)す名(な)ぢや?子供(こども)』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「今夜(こんや)は御誘(おさそ)ひ申(まを)しますから、是(これ)から夕方(ゆふがた)迄(まで)しつかり御坐(おすわ)りなさいまし」と眞面目(まじめ)に勸(すゝ)めたとき、宗助(そうすけ)は又(また)一種(いつしゆ)の責任(せきにん)を感(かん)じた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
いくら拷問(がうもん)にかけられても、知(し)らない事(こと)は申(まを)されますまい。その上(うへ)わたしもかうなれば、卑怯(ひけふ)な隱(かく)し立(だ)てはしないつもりです。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
現在(げんざい)わが國(くに)にある博物館(はくぶつかん)はその數(すう)が少(すくな)いばかりでなく、殘念(ざんねん)ながら世界(せかい)に押(お)し出(だ)して優(すぐ)れた博物館(はくぶつかん)とは申(まを)すことが出來(でき)ません。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
「只今(たゞいま)御門(ごもん)の前(まへ)へ乞食坊主(こじきばうず)がまゐりまして、御主人(ごしゆじん)にお目(め)に掛(か)かりたいと申(まを)しますがいかがいたしませう」と云(い)つた。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
古(ふる)いも新(あた)らしいも、愚老(ぐらう)は洒落(しやれ)なんぞを申(まを)すことは嫌(きら)ひでございます。江戸(えど)つ子(こ)のよくやります、洒落(しやれ)とかいふ言葉(ことば)の戲(ざ)れ遊(あそ)びは、厭(いや)でございます。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
次(つぎ)に申(まを)したいのは責任(せきにん)を自(みづ)から知(し)るといふの點(てん)であります。英學塾(えいがくじゆく)の寄宿舍(きしゆくしや)には唯今(たゞいま)五十名(めい)足(た)らずの生徒(せいと)が居(ゐ)ます。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
『お師匠(ししやう)さま、孫子(まごこ)に傳(つた)はることでございますから、どうかまあ私共(わたしども)にも好(よ)ささうな苗字(めうじ)を一つお願(ねが)ひ申(まを)します。』
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
親(おや)のげ食(か)あせんの惜(をし)いなんち野郎(やらう)は突(つ)つ刺(ぷ)したつて申(まを)し開(ひら)き立(た)つとも、俺(お)らだら立派(りつぱ)に立(た)てゝ見(み)せらな、卯平(うへい)確乎(しつかり)しろ、俺(お)らだら勘次等(かんじら)位(ぐれえ)なゝ又(また)うんち目(め)に逢(あ)あせらな
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ナント異(おつ)に出来(でか)したでは厶(ござ)らぬか、此詩(このし)を懐中(くわいちう)したれば、門(もん)を叩(たゝ)いて驚(おどろ)かし申(まを)さんかとは思ひしが、夢中(むちう)感得(かんとく)の詩(し)なれば、何時(いつ)何処(どこ)にても、またやらかすと云(い)ふ訳(わけ)には行(ゆ)かず
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
寺寺(てらでら)の女餓鬼(めがき)申(まを)さく大神(おほみわ)の男餓鬼(をがき)賜(たば)りて其(そ)の子(こ)生(う)まはむ 〔巻十六・三八四〇〕 池田朝臣
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
有志(いうし)の學生(がくせい)は毎日(まいにち)一枚(まい)づつ教頭(けうとう)に宛(あ)てゝ辭職勸告(じしよくくわんこく)の葉書(はがき)を出(だ)さうと云(い)ふ事(こと)に申(まを)し合(あは)せた。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
月滿御前(つきまろごぜん)と申(まを)すべし。其上(そのうへ)、此國の主(ぬし)八幡大菩薩は卯月(うづき)八日(か)にうまれさせ給(たま)ふ。娑婆世界(さばせかい)の教主釋尊(しやくそん)も、又卯月八日に御誕生なりき。今(いま)の童女(どうによ)、又月は替れども、八日にうまれ給ふ。
右エナ大学植物学研究室へ御寄贈(きそう)下さつたに就きましては厚くお礼を申(まを)し陳(の)べます。
われは日頃(ひごろ)約翰様(ヨハネさま)に帰依信仰(きえしんかう)してゐる。此御方(このおかた)もやはり浮浪(ふらう)の身(み)にあらせられて、接続(つゞき)の無(な)いお言葉(ことば)を申(まを)されたでは無(な)いか。嘸(さぞ)かし温(あたゝ)かいお言葉(ことば)であつたらう。さう言(い)へば、今年(ことし)の春(はる)も実(じつ)に温和(をんわ)だ。
みな樣(さま)、まあご覧(らん)遊(あそ)ばせ、あれを。あれでも着物(きもの)と申(まを)すのでせうか。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
其(それ)では種(たね)あかしの手品(てじな)同樣(どうやう)慰(なぐさみ)になりません、お願(ねがひ)と申(まを)しましたのは爰(こゝ)の事(こと)、御新造樣(ごしんぞさま)一(ひと)つ何(ど)うぞ何(なん)でもお教(をし)へなさつて遣(つか)はさりまし。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
指折(ゆびを)り屈(かゞ)めて勘定(かんじよう)して、今晩(こんばん)は、夜(よる)で申(まを)せば、九晩(こゝのばん)。晝(ひる)で申(まを)せば、十日(とをか)を經過(けいか)いたしましたことよ。かういふお答(こた)へをしたのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
女王樣(ぢよわうさま)は事(こと)の大小(だいせう)に拘(かゝは)らず、總(すべ)ての困難(こんなん)を解决(かいけつ)する唯一(ゆゐいつ)の方法(はうはふ)を御存(ごぞん)じでした。『彼(か)れの頭(あたま)を刎(は)ねよ!』と四邊(あたり)も見(み)ずに申(まを)されました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
この八月(はちがつ)の十五日(じゆうごにち)には天(てん)から迎(むか)への者(もの)が來(く)ると申(まを)してをりますが、その時(とき)には人數(にんず)をお遣(つか)はしになつて、月(つき)の都(みやこ)の人々(ひと/″\)を捉(つかま)へて下(くだ)さいませ
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
口(くち)に出(だ)して私(わたし)が我子(わがこ)が可愛(かあい)いといふ事(こと)を申(まを)したら、嘸(さぞ)皆樣(みなさま)は大笑(おほわら)ひを遊(あそ)ばしましやう、それは何方(どなた)だからとて我子(わがこ)の憎(にく)いはありませぬもの
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
今(いま)まで申(まを)しました石器(せつき)は、刃物(はもの)か、それに類似(るいじ)のものでありますが、なほ他(ほか)に刃物以外(はものいがい)のものもあります。その中(なか)でも面白(おもしろ)いのは、石棒(せきぼう)です。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
同時(どうじ)に、今(いま)迄(まで)世間(せけん)に向(むか)つて、積極的(せききよくてき)に好意(かうい)と親切(しんせつ)を要求(えうきう)する勇氣(ゆうき)を有(も)たなかつた彼(かれ)は、突然(とつぜん)此(この)主人(しゆじん)の申(まを)し出(いで)に逢(あ)つて少(すこ)し間誤(まご)つく位(くらゐ)驚(おど)ろいた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
昨年(さくねん)の秋(あき)鳥部寺(とりべでら)の賓頭盧(びんづる)の後(うしろ)の山(やま)に、物詣(ものまう)でに來(き)たらしい女房(にようぼう)が一人(ひとり)、女(め)の童(わらは)と一しよに殺(ころ)されてゐたのは、こいつの仕業(しわざ)だとか申(まを)して居(を)りました。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
『料理番(れうりばん)に申(まを)しつけて、玄竹(げんちく)に馳走(ちそう)をして取(と)らせい。余(よ)もともに一獻(こん)酌(く)まう。』と、但馬守(たじまのかみ)は、紀(こつな)を立(た)ち去(さ)らせた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
私(わたくし)は父(ちゝ)には酷(ひど)く仕置(しおき)をされました。私(わたくし)の父(ちゝ)は極(ご)く苛酷(かこく)な官員(くわんゐん)で有(あ)つたのです。が、貴方(あなた)の事(こと)を申(まを)して見(み)ませうかな。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「なる程(ほど)。それでは強(し)ひては申(まを)しますまい。あなたはどちらのお方(かた)か、それを伺(うかゞ)つて置(お)きたいのですが。」
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
斯樣(かやう)な事柄(ことがら)を一々申(まを)せば限(かぎ)りのない事(こと)で、居家處世(きよかしよせい)の上(うへ)に種々(しゆ/″\)間違(まちがひ)が多(おほ)く、さればと言(い)つて、これを一々前以(ぜんもつ)て命令(めいれい)するといふは實際(じつさい)に行(おこな)はれ難(がた)い事(こと)であるから
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
『澁(しぶ)い柿(かき)は何時(いつ)までたつても澁(しぶ)いと言(い)ひますよ。さういへば節分(せつぶん)の日(ひ)に、棒(ぼう)を持(も)つた人(ひと)が來(き)て、『さあ、生(な)ると申(まを)すか、生(な)らぬと申(まを)すか』と言(い)つて、柿(かき)の木(き)を打(う)ちませう。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
我(わ)が蔵(ざう)する菊塢(きくう)の手紙には、梅(うめ)一枝(いつし)画(ゑが)きて其上(そのうへ)に園(その)の春をお分(わか)ち申(まを)すといふ意味の句あり、また曲亭馬琴(きよくていばきん)が明(めい)を失(しつ)してのち、欝憂(うさ)を忘るゝために己(おの)れと記臆(きをく)せし雑俳(ざつぱい)を書(かき)つらねて、友におくりし中(うち)に
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
「さればにて候(さふらふ)、別段(べつだん)是(これ)と申(まを)して君(きみ)に勸(すゝ)め奉(たてまつ)るほどのものも候(さふら)はねど不圖(ふと)思附(おもひつ)きたるは飼鳥(かひどり)に候(さふらふ)、彼(あれ)を遊(あそ)ばして御覽候(ごらんさふら)へ」といふ。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
そのことをお話(はなし)するのには、今(いま)一人(ひとり)、赤人(あかひと)の先輩(せんぱい)とも、先生(せんせい)ともいはなければならない、柿本人麿(かきのもとのひとまろ)のことを申(まを)さねばなりません。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
王樣(わうさま)は其(その)お手(て)を女王樣(ぢよわうさま)の腕(かひな)にかけされられ、恐(おそ)る/\申(まを)されました、『考(かんが)へても御覽(ごらん)なさい、え、高(たか)が一人(ひとり)の子供(こども)ではないか!』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
なしお待遊(まちあそ)ばせよと待遇(もてなし)ぶり詞(ことば)滑(なめら)かの人(ひと)とて中々(なか/\)に歸(かへ)しもせず枝(えだ)に枝(えだ)そふ物(もの)がたり花子(はなこ)いとゞ眞面目(まじめ)になりて斯(か)う申(まを)してはを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
またこの本(ほん)を書(か)くにあたつて、松本龍太郎(まつもとりゆうたろう)さんにいろ/\御厄介(ごやつかい)になつたことを、こゝで厚(あつ)くお禮(れい)を申(まを)しあげて置(お)きます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
「御早(おはや)う」と慇懃(いんぎん)に禮(れい)をした。「先刻(さつき)御誘(おさそ)ひ申(まを)さうと思(おも)ひましたが、よく御寢(おやすみ)の樣(やう)でしたから、失禮(しつれい)して一人(ひとり)參(まゐ)りました」
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その後(ご)の事(こと)は申(まを)し上(あ)げるだけ、無用(むよう)の口數(くちかず)に過(す)ぎますまい。唯(ただ)、都(みやこ)へはいる前(まへ)に、太刀(たち)だけはもう手放(てばな)してゐました。——わたしの白状(はくじやう)はこれだけです。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
これから直(す)ぐお見舞申(みまひまを)さうと申(まを)しますと、いや明日(あす)でよい、當方(たうはう)から迎(むか)へをよこすと、辻褄(つじつま)の合(あ)はぬことを言(い)うて、さツさと歸(かへ)つて行(ゆ)かれるのでござります。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
寢食(しんしよく)の事(こと)は申(まを)すに及(およ)ばず、器物(きぶつ)の取扱(とりあつかひ)、火(ひ)の事(こと)、水(みづ)の事(こと)、掃除(さうぢ)の事(こと)、其外(そのほか)一體(さい)の仕事(しごと)に關(くわん)して皆(みん)な銘々(めい/\)の獨立心(どくりつしん)に依(よ)つて行(おこな)へば自然(しぜん)と責任(せきにん)を重(おも)んずるやうになる。
女教邇言 (旧字旧仮名) / 津田梅子(著)
寒山(かんざん)でございますか。これは當寺(たうじ)から西(にし)の方(はう)の寒巖(かんがん)と申(まを)す石窟(せきくつ)に住(す)んでをりますものでございます。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
一方(いつぽう)勅使(ちよくし)は宮中(きゆうちゆう)に參上(さんじよう)して、その夜(よ)の一部始終(いちぶしじゆう)を申(まを)し上(あ)げて、かの手紙(てがみ)と藥(くすり)をさし上(あ)げました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
『まだ榎木(えのき)の實(み)は澁(しぶ)くて食(た)べられません。もう少(すこ)しお待(ま)ちなさい。』とさう申(まを)しました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『だから總計(そうけい)八十六圓(ゑん)と申(まを)してゐるのです。其切(それぎ)り私(わたし)は一文(もん)も所有(も)つちや居(を)らんので。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
つい此(こ)のお酒(さけ)と言(い)ひますものが、得(え)て其(そ)の素直(すなほ)に内(うち)へお歸(かへ)りになり憎(にく)いものでござりまして、二次會(にじくわい)とか何(なん)とか申(まを)しますんで、えへゝ
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
左樣(さやう)ならばと挨拶(あいさつ)すれば録之助(ろくのすけ)は紙(かみ)づゝみを頂(いたゞ)いて、お辭儀(じぎ)申(まを)す筈(はづ)なれど貴孃(あなた)のお手(で)より下(くだ)されたのなれば、あり難(がた)く頂戴(ちようだい)して思(おも)ひ出(で)にしまする
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)