“當寺”の読み方と例文
新字:当寺
読み方割合
たうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りよせはしげに明家あきやた。そしてあとからいて道翹だうげうつた。「拾得じつとくそうは、まだ當寺たうじにをられますか。」
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
寒山かんざんでございますか。これは當寺たうじから西にしはう寒巖かんがんまを石窟せきくつんでをりますものでございます。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
てらでも主簿しゆぼ御參詣ごさんけいだとふので、おろそかにはしない。道翹だうげうそう出迎でむかへて、りよ客間きやくま案内あんないした。さて茶菓ちやくわ饗應きやうおうむと、りようた。「當寺たうじ豐干ぶかんそうがをられましたか。」
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)