“録之助”の読み方と例文
読み方割合
ろくのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左樣さやうならばと挨拶あいさつすれば録之助ろくのすけかみづゝみをいたゞいて、お辭儀じぎまをはづなれど貴孃あなたのおよりくだされたのなれば、ありがた頂戴ちようだいしておもにしまする
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ああ宜くわたくしを高坂の録之助ろくのすけと覚えてゐて下さりました、かたじけなう御座りますと下を向くに、阿関はさめざめとして誰れも憂き世に一人と思ふて下さるな。
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あゝわたくし高坂かうさか録之助ろくのすけおぼえてくださりました、かたじけなう御座ござりますとしたくに、阿關おせきはさめ/″\としてれも一人ひとりおもふてくださるな。
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)