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ろくのすけ
ふりがな文庫
“
録之助
(
ろくのすけ
)” の例文
左樣
(
さやう
)
ならばと
挨拶
(
あいさつ
)
すれば
録之助
(
ろくのすけ
)
は
紙
(
かみ
)
づゝみを
頂
(
いたゞ
)
いて、お
辭儀
(
じぎ
)
申
(
まを
)
す
筈
(
はづ
)
なれど
貴孃
(
あなた
)
のお
手
(
で
)
より
下
(
くだ
)
されたのなれば、あり
難
(
がた
)
く
頂戴
(
ちようだい
)
して
思
(
おも
)
ひ
出
(
で
)
にしまする
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ああ宜く
私
(
わたくし
)
を高坂の
録之助
(
ろくのすけ
)
と覚えてゐて下さりました、
辱
(
かたじけ
)
なう御座りますと下を向くに、阿関はさめざめとして誰れも憂き世に一人と思ふて下さるな。
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
あゝ
宜
(
よ
)
く
私
(
わたくし
)
を
高坂
(
かうさか
)
の
録之助
(
ろくのすけ
)
と
覺
(
おぼ
)
えて
居
(
ゐ
)
て
下
(
くだ
)
さりました、
辱
(
かたじけ
)
なう
御座
(
ござ
)
りますと
下
(
した
)
を
向
(
む
)
くに、
阿關
(
おせき
)
はさめ/″\として
誰
(
だ
)
れも
憂
(
う
)
き
世
(
よ
)
に
一人
(
ひとり
)
と
思
(
おも
)
ふて
下
(
くだ
)
さるな。
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
取濟
(
とりすま
)
したる
樣
(
やう
)
な
姿
(
すがた
)
をいかばかり
面
(
つら
)
にくゝ
思
(
おも
)
はれるであらう、
夢
(
ゆめ
)
さらさうした
樂
(
たの
)
しらしい
身
(
み
)
ではなけれどもと
阿關
(
おせき
)
は
振
(
ふり
)
かへつて
録之助
(
ろくのすけ
)
を
見
(
み
)
やるに、
何
(
なに
)
を
思
(
おも
)
ふか
茫然
(
ぼうぜん
)
とせし
顏
(
かほ
)
つき
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
録
常用漢字
小4
部首:⾦
16画
之
漢検準1級
部首:⼃
4画
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
“録”で始まる語句
録
録音室
録事
録子
録平
録糸
録郎
録音
録音線
録事参軍