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申
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まうし
ふりがな文庫
“
申
(
まうし
)” の例文
アヽお
目
(
め
)
に
懸
(
かゝ
)
つて
少々
(
せう/\
)
お
談
(
だん
)
じ
申
(
まうし
)
てえ事があつて出ましたんで。書生「お
談
(
だん
)
じ
申
(
まうし
)
たい……エヽ先生
八百屋
(
やほや
)
の
甚兵衛
(
じんべゑ
)
さんがお
入来
(
いで
)
で。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
此時節
(
このじせつ
)
より
通
(
かよ
)
ひ
初
(
そむ
)
るは
浮
(
う
)
かれ
浮
(
う
)
かるゝ
遊客
(
ゆふかく
)
ならで、
身
(
み
)
にしみ/″\と
實
(
じつ
)
のあるお
方
(
かた
)
のよし、
遊女
(
つとめ
)
あがりの
去
(
さ
)
る
女
(
ひと
)
が
申
(
まうし
)
き
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
丁度此時分此女が少し病気で、いとゞ不自由の中を十日
計
(
ばか
)
りも寝て居り
升
(
まし
)
たから、母は折々私をつれてこの女を見舞ひ、私は母に
申
(
まうし
)
つけられて毎日の
様
(
やう
)
に参つて
食物
(
たべもつ
)
なども運んでやり升た。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
當初
御萱堂
(
ごけんだう
)
不幸之
砌
(
みぎり
)
、
存寄
(
ぞんじよ
)
らざる儀とは
申
(
まうし
)
ながら、拙者の身上共禍因と連係候故、報謝の一端にもと志候御世話も、此の如く相終候上は、最早債を
償
(
つぐの
)
ひ
劵
(
ふだ
)
を折候と同じく、何の
恩讐
(
おんしう
)
も無之
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
成程
(
なるほど
)
、
夫
(
それ
)
は
何
(
ど
)
うも
御奇特
(
ごきどく
)
な事で、お
前
(
まい
)
が
葬式
(
とむらひ
)
を出して
呉
(
く
)
れゝば誠に
有難
(
ありがた
)
いね、ぢやア
何分
(
なにぶん
)
お
頼
(
たの
)
ウ
申
(
まうし
)
ますよ、今に
私
(
わたし
)
も
行
(
ゆ
)
きますが、
早桶
(
はやをけ
)
や
何
(
なに
)
かの
手当
(
てあて
)
は。
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
是
(
こ
)
れは
極
(
ごく
)
大切
(
たいせつ
)
の
歌
(
うた
)
にて
人
(
ひと
)
に
見
(
み
)
すべきでは
無
(
な
)
けれど、
若樣
(
わかさま
)
をお
勝
(
か
)
たせ
申
(
まうし
)
たく、
他
(
ほか
)
の
人
(
ひと
)
に
内證
(
ないしよ
)
にて
姉樣
(
ねえさま
)
ばかりに
御覽
(
ごらん
)
に
入
(
い
)
れ
給
(
たま
)
へ、
早
(
はや
)
く、
内證
(
ないしよ
)
で、
姉樣
(
ねえさま
)
にお
上
(
あ
)
げなされ
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
どうも
能
(
よ
)
くさういふ
毛並
(
けなみ
)
の牛が
出来
(
でき
)
たものでございますが、
牛飼
(
うしかひ
)
さんに
尋
(
たづ
)
ねると
然
(
さ
)
ういふ牛は
其
(
そ
)
の時に
生
(
うま
)
れて出ると
云
(
い
)
ひました、と
京都
(
きやうと
)
の人が
申
(
まうし
)
ました。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私
(
わたし
)
がはぎ
合
(
あは
)
せて
考
(
かんが
)
へると
今
(
いま
)
申
(
まうし
)
た
樣
(
やう
)
な
事
(
こと
)
に
成
(
な
)
るので
御座
(
ござ
)
ります、
其子
(
そのこ
)
に
奧樣
(
おくさま
)
が
似
(
に
)
ていらつしやると
申
(
まをし
)
たのは
夫
(
そ
)
れは
嘘
(
うそ
)
では
御座
(
ござ
)
りませぬけれど、
露顯
(
ろけん
)
しますと
彼男
(
あれ
)
に
私
(
わたし
)
が
叱
(
しか
)
られます
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
尚
(
なほ
)
其前
(
そのまへ
)
に
溯
(
さかのぼ
)
つて
申
(
まうし
)
ますると、
太閤殿下
(
たいかふでんか
)
の
御前
(
ごぜん
)
にて、
安楽庵策伝
(
あんらくあんさくでん
)
といふ人が、小さい
桑
(
くは
)
の
見台
(
けんだい
)
の上に、
宇治拾遺物語
(
うじしふゐものがたり
)
やうなものを
載
(
の
)
せて、お話を
仕
(
し
)
たといふ。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
よし
歸
(
かへ
)
らずとて
彼地
(
あしこ
)
はお
前樣
(
まへさま
)
のお
邸
(
やしき
)
ゆゑ、
成長
(
おほきう
)
なり
給
(
たま
)
ふまでのお
留守居
(
るすゐ
)
、
今
(
いま
)
もお
連
(
つ
)
れ
申
(
まうし
)
たけれど
夫
(
それ
)
こそ
淋
(
さび
)
しく、
直
(
す
)
ぐ
嫌
(
い
)
やに
成
(
な
)
りて
母樣
(
かあさま
)
こひしかるべし、
何
(
なに
)
も
柔順
(
おとな
)
しう
成長
(
おほきう
)
なり
給
(
たま
)
へと
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
エヽ
唯今
(
たゞいま
)
町人
(
ちやうにん
)
が
参
(
まゐ
)
りまして、
塩餡
(
しほあん
)
を
呉
(
く
)
れへと
申
(
まうし
)
ますが
如何
(
いかゞ
)
仕
(
つかまつ
)
りませう。殿「
呉
(
く
)
れろといふならやるが
宜
(
よ
)
い。 ...
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
別亭
(
はなれ
)
の
洒落
(
しやれ
)
たるがありて、
名物
(
めいぶつ
)
の
松
(
まつ
)
がありてと
父君
(
ちヽぎみ
)
の
自慢
(
じまん
)
にすがり、
私
(
わたく
)
し
年來
(
としごろ
)
我
(
わ
)
が
儘
(
まヽ
)
に
暮
(
くら
)
して、
此上
(
このうへ
)
のお
願
(
ねが
)
ひは
申
(
まうし
)
がたけれど、とてもの
世
(
よ
)
を
其處
(
そこ
)
に
送
(
おく
)
らしては
給
(
たま
)
はらぬか、
甚之助樣
(
じんのすけさま
)
成長
(
おうきう
)
ならば
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
入
(
い
)
らつしやらないか、とお
慕
(
した
)
ひ
申
(
まうし
)
ます所が誠に不思議だ、あれだけ
何
(
ど
)
うも
旦那
(
だんな
)
は
萬事
(
ばんじ
)
に
御様子
(
ごやうす
)
が違ふんだと
然
(
さ
)
う
云
(
い
)
つてますの、まア二階へお
上
(
あが
)
んなさいましよ
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
へえ、
宜
(
よろ
)
しうございます。先「エー
御免下
(
ごめんくだ
)
さい、お
頼
(
たの
)
み
申
(
まうし
)
ます。ト
斯
(
か
)
う
静
(
しづか
)
に
開戸
(
ひらきど
)
を
開
(
あ
)
けなければ
往
(
いか
)
ない。小「へえー。先「エーお
頼
(
たの
)
み
申
(
まう
)
します/\。
小僧
(
こぞう
)
は、ツト
椅子
(
いす
)
を
離
(
はな
)
れて小 ...
西洋の丁稚
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
へえ
今日
(
こんにち
)
は。先「
何
(
なん
)
だ、人が
書物
(
かきもの
)
をして
居
(
ゐ
)
る所へどうもバタ/″\
開
(
あ
)
けちやア困るぢやアないか。小「へえ、
宅
(
うち
)
の
主人
(
しゆじん
)
が先生へ
是
(
これ
)
を
上
(
あ
)
げて
呉
(
く
)
れろと
申
(
まうし
)
ましたから
持
(
も
)
つて
参
(
まゐ
)
りました。 ...
西洋の丁稚
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
おや、山に十の字の
焼印
(
やきいん
)
があるね、
是
(
これ
)
は
己
(
おれ
)
ン
所
(
とこ
)
の
沢庵樽
(
たくあんだる
)
ぢやアないか。金「
何
(
なん
)
だか知れませぬが
井戸端
(
ゐどばた
)
に水が
盛
(
は
)
つてあつたのを
覆
(
こぼ
)
して
持
(
もつ
)
て
来
(
き
)
ましたが、ナニ
直
(
ぢき
)
に明けてお返し
申
(
まうし
)
ます。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
夫
(
それ
)
は
僕
(
ぼく
)
も
家畜病院長
(
かちくびやうゐんちやう
)
を呼んで
診察
(
しんさつ
)
をして
貰
(
もら
)
ひましたがな……。「お
熱
(
ねつ
)
は
何
(
ど
)
んな
塩梅
(
あんばい
)
でございますか。「
熱
(
ねつ
)
は
京都
(
きやうと
)
へ
来
(
き
)
たせいか
平
(
へい
)
をんでげす。「
熱度
(
ねつど
)
はどの
位
(
くらゐ
)
で。「三
条
(
でう
)
七
条
(
でう
)
と
申
(
まうし
)
ます。 ...
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
エヽ
是
(
これ
)
は
宜
(
よ
)
うがす、ナニ一
両
(
りやう
)
だとえ
大層
(
たいそう
)
安いね、お
貰
(
もら
)
ひ
申
(
まうし
)
て
置
(
お
)
きやせう、
小僧
(
こぞう
)
さんまた
木挽町
(
こびきちやう
)
の
方
(
はう
)
へでもお
使
(
つかひ
)
に
来
(
き
)
たらお
寄
(
よ
)
んなせえ、
私
(
わつし
)
は
歌舞伎座附
(
かぶきざつき
)
の
茶屋
(
ちやや
)
で
武田屋
(
たけだや
)
の
兼吉
(
かねきち
)
てえもんです
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
うむ、ぢやア
行
(
い
)
つて
来
(
く
)
るよ。
是
(
これ
)
から
衣服
(
きもの
)
を
着換
(
きかへ
)
て、
奥
(
おく
)
のお
医者
(
いしや
)
の
許
(
もと
)
へやつて
参
(
まゐ
)
り、
玄関
(
げんくわん
)
へ
掛
(
かゝ
)
つて、甚「お
頼
(
たの
)
ウ
申
(
まうし
)
ます。書生「どーれ、ヤ、
是
(
これ
)
はお
入来
(
いで
)
なさい。甚「エヽ先生は
御退屈
(
ごたいくつ
)
ですか。 ...
八百屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お
頼
(
たの
)
ウ
申
(
まうし
)
ます、え、お
頼
(
たの
)
ウ
申
(
まうし
)
ます。
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“申”の解説
申(さる、しん)は、十二支のひとつ。通常十二支の中で第9番目に数えられる。
前は未、次は酉である。
(出典:Wikipedia)
申
常用漢字
小3
部首:⽥
5画
“申”を含む語句
申出
申候
申上
申合
申聞
申付
申刻
可申
申込
申分
申立
申渡
申開
見申
申来
申訳
庚申
不申
申兼
可申上
...