“あそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
麻生33.3%
亜相33.3%
浅生16.7%
阿僧16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こちらは第三学年の担任です。このお方は麻生あそう農学校の先生です。」
茨海小学校 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
僧正の親は、僧正自身がもう七十すぎの老人であるから、ことわるまでもなく、世にはいない人だが、宇治の亜相あそうと人びとから愛称され、皇后宮大夫をも勤めていた宇治大納言隆国たかくにであった。
諏訪すわ以南、乙骨おつこつヶ原までの七里のあいだに、よく北条勢の数万を牽制けんせいしつつ、やがて家康の後陣と合して、新府韮崎にらさきの地形にり、浅生あそうヶ原をはさんで対陣幾十日に及び、さしもの北条の大軍をして
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
併し其のさかひに至るには愛かしやかを體得せねばならぬ、然らざれば三阿僧あそう祗劫ぎごふの間なりとも努力せねばならぬ。愛の道、捨の道を此の册には説いて居らぬ、よつて猶且努力論と題してゐる。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)