“フロア”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
階下16.7%
16.7%
階床16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人の水夫は上半裸体の胴体を、寝床の手摺に結び付けたまま、フロアの方へ横筋違いにブラ下っていたが、左手の関節が脱臼するか折れるかしたらしく、ブランブランになって揺れていた。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
階下フロアにいる女の子だけにお愛想するの……誇りの高い女性にとって、とても耐えられることじゃないから、お姉さま、癇癪をおこして、ギャレリーから
喪服 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
えッと階下フロアへ飛んじゃったの……酔っていたようだったから、正気じゃなかったのかもしれないけど。
喪服 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
おなじフロアのほかの部屋も、三階も、下宿の看板を掲げて人さえ見ると来てもらいたがっているくせに、どういうものかがらきにあいているんだから、曲者くせものがそとから這入ったんでない以上
その店のある階床フロアには固護謨ゴム製の品を山と積んだ卓子が沢山あった。櫛、腕輪、胸にさす留針ピン、安っぽい装身具、すべて言語に絶した野蛮な物である。