“温床”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんしょう60.0%
とこ20.0%
フレーム20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
温室の温度と日光を弱めるために、わざわざ石灰乳せっかいにゅうをガラスのフレームにぬった温床おんしょうの下で、フクシアやきょうちくとうがさきかけていた。
各自てんでに米が五合に銭十五銭宛持寄って、飲んだり食ったりかんを尽すのだ。まだ/\と云うて居る内に、そろ/\はたの用が出て来る。落葉おちばき寄せて、甘藷さつま南瓜とうなす胡瓜きゅうり温床とこの仕度もせねばならぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そうしてそのうちに、だんだんと園芸の方へ頭が傾いて来たらしく、農場内の自宅の庭へいちご胡瓜きゅうりの小さな温床フレームを造ったり
衝突心理 (新字新仮名) / 夢野久作(著)