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温床
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おんしょう
ふりがな文庫
“
温床
(
おんしょう
)” の例文
温室の温度と日光を弱めるために、わざわざ
石灰乳
(
せっかいにゅう
)
をガラスのフレームにぬった
温床
(
おんしょう
)
の下で、フクシアやきょうちくとうがさきかけていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
彼等には取扱い得ないが故に敬遠しているのである。それは排撃の理由にならぬ。如何に排撃しようと、科学小説時代の
温床
(
おんしょう
)
は十分に用意されているのだ。
『地球盗難』の作者の言葉
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
土の土たるは、不潔を排斥して自己の潔を保つでなく、不潔を包容し浄化して生命の
温床
(
おんしょう
)
たるにある。「吾父は農夫也」と耶蘇の道破した如く、神は
正
(
まさ
)
しく一の大農夫である。神は一切を
好
(
よし
)
と見る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
とりわけ八月には、セン・マリ、セン・ルイの
大祝日
(
だいしゅくじつ
)
があるので、これを当てこんで何千本というえぞぎく、フクシア、きょうちくとうなどを温室や
温床
(
おんしょう
)
にはいりきらないほどしこんでおいた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
“温床”の意味
《名詞》
温床(おんしょう)
堆肥の発酵熱などで温かくして、苗の発育を促進する苗床。
主として悪いとされる物事が発生して育ちやすい環境のこと。巣窟。
(出典:Wiktionary)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
床
常用漢字
中学
部首:⼴
7画
“温床”で始まる語句
温床用