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『女類』
ふりがな文庫
『
女類
(
じょるい
)
』
僕(二十六歳)は、女をひとり、殺した事があるんです。実にあっけなく、殺してしまいました。 終戦直後の事でした。僕は、敗戦の前には徴用で、伊豆の大島にやられていまして、毎日毎日、実にイヤな穴掘工事を言いつけられ、もともとこんな痩せ細ったからだ …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「八雲」1948(昭和23)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約27分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
或
(
あ
)
住
(
すま
)
這
(
ば
)
無
(
ね
)
阿呆
(
あほ
)
覗
(
のぞ
)
節
(
ふし
)
要
(
い
)
襟
(
えり
)
袴
(
はかま
)
自惚
(
うぬぼ
)
膝下
(
しっか
)
背丈
(
せたけ
)
老
(
ふ
)
罵倒
(
ばとう
)
綺麗
(
きれい
)
経
(
た
)
癈人
(
はいじん
)
謂
(
い
)
蹌踉
(
そうろう
)
蹴倒
(
けたお
)
身
(
み
)
這
(
は
)
金
(
かね
)
面罵
(
めんば
)
頬
(
ほお
)
頬杖
(
ほおづえ
)
額
(
ひたい
)
顎
(
あご
)
風采
(
ふうさい
)
香典
(
こうでん
)
鬱憤
(
うっぷん
)
所謂
(
いわゆる
)
仕末
(
しまつ
)
伊豆
(
いず
)
依
(
よ
)
凄味
(
すごみ
)
反
(
そ
)
喚
(
わめ
)
嘲笑
(
ちょうしょう
)
噴
(
ふ
)
図々
(
ずうずう
)
外套
(
がいとう
)
宵
(
よい
)
容貌
(
ようぼう
)
就
(
つ
)
惚
(
ほ
)
眺
(
なが
)
挨拶
(
あいさつ
)
揚句
(
あげく
)
機嫌
(
きげん
)
殴
(
なぐ
)
泥酔
(
でいすい
)
淋
(
さび
)
焼酎
(
しょうちゅう
)
爪
(
つめ
)
狼
(
おおかみ
)
理窟
(
りくつ
)
痩
(
や
)
串
(
くし
)
眉間
(
みけん
)