“ざうり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
草履98.3%
草鞋1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おつぎはだまつて草履ざうり脱棄ぬぎすてゝ座敷ざしきけあがつて、戸棚とだなからちひさなふる新聞紙しんぶんしふくろさがして、自分じぶんひらすこ砂糖さたうをつまみして
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
一人はステツキを持ち草履ざうり穿き、一人は日和下駄ひよりげたを穿いて、藪蔭を通り墓地を拔けて、小松の繁つてゐる後ろの山へ登つた。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
何を女郎ぢよらうめ頬桁たゝく、姉の跡つぎの乞食め、手前の相手にはこれが相應だと多人數おほくのうしろより長吉、泥草鞋ざうりつかんで投つければ、ねらひ違はず美登利が額際にむさき物したゝか
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)