“わらぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワラヂ
語句割合
草鞋91.8%
4.7%
草靴1.2%
藁履1.2%
藁鞋1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わらちひさなきまつたたばが一大抵たいていせんづゝであつた。の一わらなはにすれば二房半位ばうはんぐらゐで、草鞋わらぢにすれば五そく仕上しあがるのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
このきやう、都をへだつること遠からず、むかし行きたる時には幾度いくたびわらぢの紐をゆひほどきしけるが、今は汽笛一声新宿を発して、名にしおふ玉川のきぬたの音も耳には入らで
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
海向ひの村へ通ふ渡船は、四五人の客を乘せてゐたが、四角な荷物を脊負うた草靴わらぢ脚袢きやはん商人あきんどが驅けて來て飛び乘ると、頬被りした船頭は水棹みさをで岸を突いて船をすべらせた。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
三家者藁履わらぢつくり、秤作、弦差つるさし也。抑坂者トハ亦云皮※。入京覆面也。是諺云燕丹也。燕丹燕国王楚国王追出、来此播磨国云、我此国王。此国人笑突出。
今結びし藁鞋わらぢひも切目きりめすがすがしく
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)