トップ
>
鞋
>
わらぢ
ふりがな文庫
“
鞋
(
わらぢ
)” の例文
どうしたことかと不思議に思ひながら、
鞋
(
わらぢ
)
を締め直してゐると、そこへ目の前に、綺麗な女が雨傘を差して現れた。
雨
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
この
境
(
きやう
)
、都を
距
(
へだつ
)
ること遠からず、むかし行きたる時には
幾度
(
いくたび
)
か
鞋
(
わらぢ
)
の紐をゆひほどきしけるが、今は汽笛一声新宿を発して、名にしおふ玉川の
砧
(
きぬた
)
の音も耳には入らで
三日幻境
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
山羊は二頭づゝの列をなして洞より出で、山の上に登りゆけり。
殿
(
しんがり
)
には一人の童子あり。尖りたる帽を紐もて結び、
褐色
(
かちいろ
)
の短き外套を纏ひ、足には汚れたる
韈
(
くつした
)
はきて、
鞋
(
わらぢ
)
を
括
(
くゝ
)
り付けたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
聞て富右衞門やゝ
何々
(
なに/\
)
平兵衞殿がと大に
驚
(
おどろ
)
き夫は
大變
(
たいへん
)
な事
而
(
し
)
て殺した
奴
(
やつ
)
は知しかと問ばお峰
風聞
(
うはさ
)
には大方
盜賊
(
どろぼう
)
の
所行
(
しわざ
)
ならんとの事夫れに付ては若旦那は
朔日
(
ついたち
)
より江戸の御
郡代
(
ぐんだい
)
屋敷へ御
出
(
いで
)
成
(
なさ
)
れ
未
(
いまだ
)
に御歸り
成
(
なさ
)
らぬが相手が早く
知
(
しれ
)
れば
好
(
よい
)
と云に富右衞門何さ
天命
(
てんめい
)
なれば今に
直
(
ぢき
)
知
(
しれ
)
るで
有
(
あら
)
う
先
(
まづ
)
鞋
(
わらぢ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
鞋
漢検1級
部首:⾰
15画
“鞋”を含む語句
草鞋
草鞋穿
古草鞋
泥草鞋
草鞋掛
素草鞋
脚絆草鞋
草鞋脚絆
藁鞋
武者草鞋
芒鞋
麻鞋
雪鞋
御草鞋
草鞋銭
草鞋虫
陣草鞋
血草鞋
草鞋錢
軽鞋
...