“泥草鞋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どろわらじ87.5%
どろざうり12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの合爾合カルカの——あの合爾合カルカの眼を見た時、おれという人間が、この成吉思汗ジンギスカンという男が、泥草鞋どろわらじのように汚く見えたのだ。
長い爪があったという者がある——いや、なんだか、俺の頭の上を通ったのは泥草鞋どろわらじのようだったという者もある。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
泥草鞋どろざうりつかんでなげつければ、ねらひたがはず美登利みどり額際ひたいぎはにむさきものしたゝか、血相けつさうかへてたちあがるを、怪我けがでもしてはときとむる女房にようぼう、ざまをろ、此方こつちには龍華寺りうげじ藤本ふぢもとがついてるぞ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)