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鞭
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う
ふりがな文庫
“
鞭
(
う
)” の例文
忽ち隻翼は又
聳
(
そばだ
)
ち起り、竹を
割
(
さ
)
く如き聲と共に、一翼はひたと水に着き、一翼は
劇
(
はげ
)
しく水を
鞭
(
う
)
ち
沫
(
しぶき
)
を飛ばすと見る間に、鳥も魚も沈みて痕なくなりぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
よき餌をつくりし彼らを笑え、
嬲
(
なぶ
)
らるるだけ彼らを嬲れ、急に
屠
(
ほふ
)
るな嬲り殺せ、
活
(
い
)
かしながらに一枚一枚皮を
剥
(
は
)
ぎ取れ、肉を剥ぎとれ、彼らが
心臓
(
しん
)
を
鞠
(
まり
)
として蹴よ、
枳棘
(
からたち
)
をもて背を
鞭
(
う
)
てよ
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
活しながらに一枚〻〻皮を剥ぎ取れ、肉を剥ぎとれ、彼等が
心臓
(
しん
)
を鞠として蹴よ、
枳棘
(
からたち
)
をもて脊を
鞭
(
う
)
てよ、歎息の呼吸涙の水、動悸の血の音悲鳴の声、其等をすべて
人間
(
ひと
)
より取れ、残忍の外快楽なし
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“鞭”の解説
鞭(むち、笞、Whip)は、動物(人も含む)を打つ(たたく)ための道具であり、持ち手(棒)の先に革の紐を編んで蛇状にした縄を取り付けた一本鞭(牛追い鞭:bullwhip)、竹などのよくしなる細長い棒状のもの(騎馬鞭)、などがある。動物に対しては、カウボーイが牛を追いたてるときや乗馬で騎手が馬を制御するときなどに使われる。また、人に対しては、主に殺傷目的以外の刑罰や拷問に用いられる。
(出典:Wikipedia)
鞭
漢検準1級
部首:⾰
18画
“鞭”を含む語句
三鞭酒
鞭打
三鞭
教鞭
革鞭
馬鞭草
鞭韃
鞭撻
一鞭
鞭影
鞭索
金鞭
先鞭
鉄鞭
鞭声粛々
鞭策
鞭声
棄鞭
捨鞭
激励鞭撻
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