“捕方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりかた96.4%
いぬ3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老人の友達のうちに町奉行所の捕方とりかたすなわち岡っ引の一人があったので、それからいろいろの捕物の話を聞かされたと云うのである。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
表でこの騒ぎを知るや知らずや、今度は正銘しょうめい捕方とりかたが五人、比較的に穏かな御用の掛声で、ドヤドヤと裏口からこの家へ押込んで来た。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「さっきまで囲炉裡側で、五人揃って、お頭のおいでになるのを待っていましたが、捕方いぬどもが飛び込んで参りましたのでチリヂリバラバラ、この家のあちこちに……」
猿ヶ京片耳伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)