“正銘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうめい72.7%
しょうみょう18.2%
しやうみやう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表でこの騒ぎを知るや知らずや、今度は正銘しょうめい捕方とりかたが五人、比較的に穏かな御用の掛声で、ドヤドヤと裏口からこの家へ押込んで来た。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その書遺かきのこしたものなどを見れば真実正銘しょうみょうの漢儒で、こと堀河ほりかわ伊藤東涯いとうとうがい先生が大信心だいしんじんで、誠意誠心、屋漏おくろうじずということばか心掛こころがけたものと思われるから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ある朝、食を済ましてゐると媼は小ごゑにうたを教へて呉れた。『けふはヨハナ。あすはスサナ。恋が年ぢゆう新しい。これが正銘しやうみやうじつある学生さん』
日本媼 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)