トップ
>
不知
>
しら
ふりがな文庫
“
不知
(
しら
)” の例文
(
急
(
きふ
)
に
低
(
ひく
)
くなりますから
気
(
き
)
をつけて。こりや
貴僧
(
あなた
)
には
足駄
(
あしだ
)
では
無理
(
むり
)
でございましたか
不知
(
しら
)
、
宜
(
よろ
)
しくば
草履
(
ざうり
)
とお
取交
(
とりか
)
へ
申
(
まを
)
しませう。)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この情実を話すまいとすると、ただの女と
不知
(
しら
)
を切る当座の嘘は
吐
(
つ
)
きたくない。嘘を吐くまいとすると、小夜子の事は名前さえも打ち明けたくない。——小野さんはしきりに藤尾の様子を眺めている。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
と云って
不知
(
しら
)
を切った。叔父はさすがに腹をたてた。
寄席の没落
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
雨
(
あめ
)
か
不知
(
しら
)
、
時
(
とき
)
しも
秋
(
あき
)
のはじめなり、
洋燈
(
ランプ
)
に
油
(
あぶら
)
をさす
折
(
をり
)
に
覗
(
のぞ
)
いた
夕暮
(
ゆふぐれ
)
の
空
(
そら
)
の
模樣
(
もやう
)
では、
今夜
(
こんや
)
は
眞晝
(
まひる
)
の
樣
(
やう
)
な
月夜
(
つきよ
)
でなければならないがと
思
(
おも
)
ふ
内
(
うち
)
も
猶
(
なほ
)
其音
(
そのおと
)
は
絶
(
た
)
えず
聞
(
きこ
)
える。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「なに、通じても、
不知
(
しら
)
を切ってるんだよ」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
雨
(
あめ
)
も
晴
(
は
)
れたり、ちやうど
石原
(
いしはら
)
も
辷
(
すべ
)
るだらう。
母様
(
おつかさん
)
はあゝおつしやるけれど、
故
(
わざ
)
とあの
猿
(
さる
)
にぶつかつて、また
川
(
かは
)
へ
落
(
お
)
ちて
見
(
み
)
やうか
不知
(
しら
)
。さうすりやまた
引上
(
ひきあ
)
げて
下
(
くだ
)
さるだらう。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“不知”の意味
《名詞》
知らないこと。
知恵がないこと。愚かなこと。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
知
常用漢字
小2
部首:⽮
8画
“不知”で始まる語句
不知火
不知不識
不知哉丸
不知哉
不知案内
不知庵
不知人
不知火銭
不知毛
不知森