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誇示
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こじ
ふりがな文庫
“
誇示
(
こじ
)” の例文
こんな事をヌケヌケと言ふのは、自分の遊びつ振りを
誇示
(
こじ
)
するといふよりは、つまらない疑ひに卷き込まれる、恐怖のさせる
業
(
わざ
)
でせう。
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
信長の怒りに会って、どう
睨
(
ね
)
めつけられようが、顔つきを
誇示
(
こじ
)
されようが、いっこうに受身の彼のほうは切迫した反射を示さないのである。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
文代を桜姫になぞらえ、自ら清玄に扮した思いつきには、ゾッとする様な、犯罪者のいびつな
誇示
(
こじ
)
があった。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ずいぶん己れを持することの高い当時の武人といえども、これほど思いきって、自分を
誇示
(
こじ
)
したものはない。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
高らかに
呪文
(
じゆもん
)
を稱へて、その法力を
誇示
(
こじ
)
してゐた壇上の東海坊は、何に驚いたか、急に壇上を驅け廻り、床を叩き、壇を蹴飛ばし、淺ましくも怒號する
態
(
てい
)
が、渦卷く焔の間から
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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この
許昌
(
きょしょう
)
の都に親しく留まって以来、眼にふれ耳に聞えるものは、ことごとく曹操の
暴戻
(
ぼうれい
)
なる武権の
誇示
(
こじ
)
でないものはありません。彼は決して、王道をまもる武臣の長者とはいえぬ者です。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自己の勢力を拡大すべく味方となる者なら強盗であろうと山賊であろうと党を選ばず
扶持
(
ふち
)
して、軍勢に加え、いたずらにその数を
誇示
(
こじ
)
し、
兗州
(
えんしゅう
)
その他の境を侵して、ともかく軍の形容だけは
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
を、敵に
誇示
(
こじ
)
し——一面、
上月城
(
こうづきじょう
)
にある少数な味方を励ましていた。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
誇示
(
こじ
)
するかのように、旗差物をひるがえしていた。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
誇
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
示
常用漢字
小5
部首:⽰
5画
“誇”で始まる語句
誇
誇張
誇顔
誇大妄想狂
誇負
誇大
誇貌
誇称
誇見
誇大妄想