“許昌”の読み方と例文
読み方割合
きょしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帝はやがて董承を伴って、殿廊を渡られ、御苑を逍遥して、なお、洛陽から長安、この許昌きょしょうと、三度も都をうつしたあいだの艱難を何かと語られて
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ちょうどその前後、曹操の遠征は、冀州から遼西にまで及んで、許昌きょしょうの府は、ほとんど手薄とうかがわれたので、玄徳は再三再四、劉表に向って
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それに較べると、河南の許昌きょしょうは、地味豊饒ちみほうじょうです。物資は豊富です。民情もすさんでいません。もっといいことには、かの地には城郭も宮殿も備わっています。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)