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誇
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ほこ
ふりがな文庫
“
誇
(
ほこ
)” の例文
私達はとてもあの人達のやうな
自信
(
じしん
)
と
誇
(
ほこ
)
りを持つことが出來なかつた。決して
現在
(
げんざい
)
の自らの心の状態を
是認
(
ぜにん
)
することが出來なかつた。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
彼
(
かれ
)
は学校生活の時代から一種の読書家であつた。卒業の
後
(
のち
)
も、衣食の
煩
(
わづらひ
)
なしに、講読の利益を適意に収め得る
身分
(
みぶん
)
を
誇
(
ほこ
)
りにしてゐた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
早稻田
(
わせだ
)
を
出
(
で
)
たものは
早稻田
(
わせだ
)
を
愛
(
あい
)
し。
大學
(
だいがく
)
を
出
(
で
)
たものは
大學
(
だいがく
)
を
愛
(
あい
)
するのは
當然
(
たうぜん
)
で、
諸君
(
しよくん
)
も
必
(
かなら
)
ず
其出身
(
そのしゆつしん
)
の
學校
(
がくかう
)
を
愛
(
あい
)
し
且
(
か
)
つ
誇
(
ほこ
)
らるゝでしよう。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
一二月
(
いちにがつ
)
の
頃
(
ころ
)
に
枯
(
か
)
れ
木
(
き
)
のような
小枝
(
こえだ
)
に、
黄色
(
きいろ
)
い
花
(
はな
)
を
着
(
つ
)
けたり、また
蝋梅
(
ろうばい
)
のようにもっと
早
(
はや
)
く
雪
(
ゆき
)
の
中
(
なか
)
で
香
(
かを
)
りたかく
咲
(
さ
)
き
誇
(
ほこ
)
るものもあります。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
成経 あなたはわしの
誇
(
ほこ
)
りをも、康頼殿の信仰をもこわしてしまおうとするのだ。そして自分の心をもかき乱してしまおうとするのだ。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
▼ もっと見る
側
(
そば
)
には
長大
(
ちやうだい
)
な
向日葵
(
ひまわり
)
が
寧
(
むし
)
ろ
毒々
(
どく/\
)
しい
程
(
ほど
)
一
杯
(
ぱい
)
に
開
(
ひら
)
いて
周圍
(
しうゐ
)
に
誇
(
ほこ
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
草夾竹桃
(
くさけふちくたう
)
の
花
(
はな
)
がもさ/\と
茂
(
しげ
)
つた
儘
(
まま
)
向日葵
(
ひまわり
)
の
側
(
そば
)
に
列
(
れつ
)
をなして
居
(
ゐ
)
る
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
むしろ
誇
(
ほこ
)
りとしているふうすらある。典膳にはそれが正直な人物のようにうけとれた。黙ってその顔を見あげたまま聞いていた。
剣の四君子:05 小野忠明
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かかる
艱苦
(
かんく
)
の
旅路
(
たびじ
)
の
裡
(
うち
)
にありて、
姫
(
ひめ
)
の
心
(
こころ
)
を
支
(
ささ
)
うる
何
(
なに
)
よりの
誇
(
ほこ
)
りは、
御自分
(
ごじぶん
)
一人
(
ひとり
)
がいつも
命
(
みこと
)
のお
伴
(
とも
)
と
決
(
きま
)
って
居
(
い
)
ることのようでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「ああ今日もまたあの図を見なくってはならないのか。自分とは全く無関係に生き
誇
(
ほこ
)
って行く女。自分には運命的に思い切れない女——。」
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
五
段
(
だん
)
伸の三
脚
(
きやく
)
の上に
立
(
た
)
てゝ
黒布
(
くろぬの
)
をかぶりながら
焦點
(
せうてん
)
を
合
(
あは
)
せる時の
私
(
わたし
)
の
滿
(
まん
)
足と
嬉
(
うれ
)
しさ、とまた
誇
(
ほこ
)
らしさとはいひやうもなかつた。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
自国
(
じこく
)
の名誉を
誇
(
ほこ
)
る者あれば、自国の短所を
剔
(
あば
)
く者あり、実に勝手な説を
吐
(
は
)
いて独り学校卒業生のみならず全体の公衆に訴える。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
姉
(
あね
)
はその
子供
(
こども
)
らをながめていました。その
中
(
なか
)
に
一人
(
ひとり
)
、かわいらしい
男
(
おとこ
)
の
子
(
こ
)
がありました。
黙
(
だま
)
って、
真紅
(
まっか
)
に
咲
(
さ
)
き
誇
(
ほこ
)
ったぼたんの
花
(
はな
)
を
見
(
み
)
ていました。
灰色の姉と桃色の妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お里は、
誇
(
ほこ
)
らしい顏をあげました。
厄
(
やく
)
そこ/\の年ごろでせうが、苦勞をしたせゐか、美しいうちにも、何となく
凛々
(
りゝ
)
しいところのある娘です。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その馬上の姿は実に美しく、無造作に楽々と乗りこなしているところは、
鞍
(
くら
)
の下の馬までが感じ入って、乗り手を
誇
(
ほこ
)
りとしているように見えた。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
私はもう往來を
輕
(
かろ
)
やかな昂奮に
彈
(
はず
)
んで、一種
誇
(
ほこ
)
りかな氣持さへ感じながら、美的裝束をして街を濶歩した詩人のことなど思ひ浮べては歩いてゐた。
檸檬
(旧字旧仮名)
/
梶井基次郎
(著)
常に春琴を弟子に持っていることを
誇
(
ほこ
)
りとして人に
吹聴
(
ふいちょう
)
し
玄人
(
くろうと
)
筋の門弟たちが大勢集まっている所でお前達は鵙屋のこいさんの芸を手本とせよ〔注
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
エーテルの世界には毎晩のようにJOAKの音楽やらラジオドラマが其の強力な電波勢力を
誇
(
ほこ
)
りがおに夜更けまでも暴れているような
時勢
(
じせい
)
になりました。
壊れたバリコン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
人間がタイタニックを造って
誇
(
ほこ
)
り
貌
(
が
)
に乗り出すと、氷山が来て微塵にする。勘作が小麦を蒔いて今年は豊年だと
悦
(
よろこ
)
んで居ると、
雹
(
ひょう
)
が降って十分間に打散す。
地蔵尊
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
宝暦年中平賀
鳩渓
(
きうけい
)
(源内)火浣布を
創
(
はじめて
)
製
(
せい
)
し、
火浣布考
(
くわくわんふかう
)
を
著
(
あらは
)
し、和漢の古書を引、本朝
未曾有
(
みそう
)
の
奇工
(
きこう
)
に
誇
(
ほこ
)
れり。
没
(
ぼつ
)
してのち
其術
(
そのじゆつ
)
つたはらず、
好事家
(
かうづか
)
の
憾事
(
かんじ
)
とす。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
「そら! また見えた、
橋桁
(
はしげた
)
に引っかかったよ。」と、欄杆に手を
掛
(
か
)
けて、自由に川中を
俯瞰
(
みおろ
)
し得る
御用聴
(
ごようきき
)
らしい
小僧
(
こぞう
)
が、自分の形勝の位置を
誇
(
ほこ
)
るかのように
死者を嗤う
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
自分
(
じぶん
)
で
許
(
ゆる
)
す
色男
(
いろをとこ
)
が、
思
(
おも
)
ひをかけて
屆
(
とゞ
)
かぬ
婦
(
をんな
)
を、
恁
(
か
)
うして
人
(
ひと
)
に
誇
(
ほこ
)
る
術
(
すべ
)
は
隨分
(
ずゐぶん
)
數
(
かぞ
)
へ
切
(
き
)
れないほどあるのである。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ここに
不思議
(
ふしぎ
)
なことには、かくも
盛
(
さか
)
んに花が咲き
誇
(
ほこ
)
るにかかわらず、いっこうに実を結ばないことである。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
満足
(
まんぞく
)
させられると思いますよ。なぜなら、エステルイエートランドは、いつになっても、ほかの地方に
誇
(
ほこ
)
れるようなものをもっていると、
予言
(
よげん
)
できますからね。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
あらゆる
苦悩
(
くのう
)
にたえて、そうした呪いに似た気持ちを
克服
(
こくふく
)
するのだ、と、そう自分に言いきかせて、自分をはげますことに、ある
誇
(
ほこ
)
りを感じていないのではない。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
尋
(
たづ
)
ねられし處多兵衞は少しく
誇
(
ほこ
)
り
面
(
がほ
)
に喧嘩の次第まで
委細
(
くはしく
)
申立しにより
其物語
(
そのものがた
)
りの
中
(
うち
)
廉々
(
かど/\
)
此節の一件に思ひ當りしことなど有ける
故
(
ゆゑ
)
夫
(
それ
)
となしに長々と多兵衞の申を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この人は苦労人だなとすぐに子路は感じた。
可笑
(
おか
)
しいことに、子路の
誇
(
ほこ
)
る武芸や
膂力
(
りょりょく
)
においてさえ孔子の方が上なのである。ただそれを
平生
(
へいぜい
)
用いないだけのことだ。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
瞼には深い影がさして、あのように
誇
(
ほこ
)
っていた長い
睫
(
まつげ
)
も、抜けたようにささくれて、見るかげもない。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
印
(
しるし
)
の
傘
(
かさ
)
をさしかざし
高足駄
(
たかあしだ
)
の
爪皮
(
つまかわ
)
も
今朝
(
けさ
)
よりとはしるき
漆
(
うるし
)
の
色
(
いろ
)
、きわ/″\しう
見
(
み
)
えて
誇
(
ほこ
)
らし
氣
(
げ
)
なり。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
何某という軍医、恙の虫の論に
図
(
ず
)
など
添
(
そ
)
えて県庁にたてまつりしが、こはところの医のを
剽窃
(
ひょうせつ
)
したるなり云々。かかることしたり
顔
(
がお
)
にいい
誇
(
ほこ
)
るも例の人の
癖
(
くせ
)
なるべし。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
そのとき妹の
下照比売
(
したてるひめ
)
は、あの美しい若い神は私のおあにいさまの、これこれこういう方だということを、歌に歌って、
誇
(
ほこ
)
りがおに若日子の父や妻子に知らせました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
併
(
しか
)
しながら、いたづらに
完全
(
くわんぜん
)
の
物
(
もの
)
のみを
選
(
えら
)
び、
金錢
(
きんせん
)
の
力
(
ちから
)
を
以
(
もつ
)
て
買入
(
かひい
)
れ、
或
(
あるひ
)
は
他
(
た
)
の
手
(
て
)
を
借
(
か
)
りて
集
(
あつ
)
めて、いたづらに
其數
(
そのすう
)
の
多
(
おほ
)
きを
誇
(
ほこ
)
る
者
(
もの
)
の
如
(
ごと
)
きは、
余
(
よ
)
は
决
(
けつ
)
して
取
(
と
)
らぬのである。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
帳場
(
ちょうば
)
へ
急
(
いそ
)
ぐ
大工
(
だいく
)
であろう。
最初
(
さいしょ
)
に
見
(
み
)
つけた
誇
(
ほこ
)
りから、
二人
(
ふたり
)
が一
緒
(
しょ
)
に、
駕籠
(
かご
)
の
向
(
むこ
)
うへかけ
寄
(
よ
)
った。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
其故
(
それゆゑ
)
著者等
(
ちよしやら
)
は
地震學
(
ぢしんがく
)
を
以
(
もつ
)
て
世界
(
せかい
)
に
誇
(
ほこ
)
らうなどとは
思
(
おも
)
つてゐないのみならず、
此頃
(
このごろ
)
のように、わが
國民
(
こくみん
)
が
繰返
(
くりかへ
)
し
地震
(
ぢしん
)
に
征服
(
せいふく
)
せられてみると、
寧
(
むし
)
ろ
恥
(
はづ
)
かしいような
氣持
(
きも
)
ちもする。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
つまり
上手
(
じようず
)
どうしが、
皆
(
みな
)
肝腎
(
かんじん
)
の
點
(
てん
)
よりもごく
枝葉
(
えだは
)
にわたるところに
苦勞
(
くろう
)
をして、それをお
互
(
たが
)
ひに
誇
(
ほこ
)
りあつたゝめに、それが
重
(
かさ
)
なり/\して、いけないことが
起
(
おこ
)
つて
來
(
き
)
ました。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
神父はいよいよ勝ち
誇
(
ほこ
)
ったようにうなじを少し
反
(
そ
)
らせたまま、前よりも雄弁に話し出した。
おしの
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
雨に
濡
(
ぬ
)
れ、緑のいっそう
鮮
(
あざ
)
やかに光り
輝
(
かがや
)
く、草木のあいだに、
撩乱
(
りょうらん
)
と咲き
誇
(
ほこ
)
っている、
紅紫黄白
(
こうしこうはく
)
、色とりどりの花々の美しさ、あなたは
何処
(
どこ
)
にでもいる気がふッと
致
(
いた
)
しました。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
私はかぜを引き
続
(
つゞ
)
けた。母が、「アツ」といつたまゝ
死
(
し
)
んでしまつた。すると、
妻
(
つま
)
が母に代つて
床
(
とこ
)
についた。私の
誇
(
ほこ
)
つてゐた
門
(
もん
)
から登る
花
(
はな
)
の小路は、氷を買ひに
走
(
はし
)
る
道
(
みち
)
となつた。
美しい家
(新字旧仮名)
/
横光利一
(著)
野村は別に二川を友達に持っていることを、
誇
(
ほこ
)
りとも、恥とも思っていないし、二川を格別尊敬も軽蔑もしていないのだが、それを変に歪めて考えられることは、少し不愉快だった。
黄鳥の嘆き:——二川家殺人事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
自分が主でもない癖に
自己
(
おの
)
が葉色を際立てて
異
(
かわ
)
った風を
誇
(
ほこ
)
り
顔
(
が
)
の
寄生木
(
やどりぎ
)
は十兵衛の虫が好かぬ、人の仕事に寄生木となるも厭ならわが仕事に寄生木を
容
(
い
)
るるも虫が嫌えば是非がない
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
時のうらかたも神のみすゞりも、十四五なるわらべ、
蛇
(
ぢや
)
の
餌
(
えぢき
)
餝
(
かざ
)
て、おたかべのあらば、お祭りのあらば、うにきやらや
誇
(
ほこ
)
て、又からや
誇
(
ほこ
)
て、作る
物
(
も
)
作
(
づく
)
りも時々に
出来
(
でき
)
て、
御祝事
(
おいわひごと
)
ばかり
ユタの歴史的研究
(新字新仮名)
/
伊波普猷
(著)
「私の
乳母
(
うば
)
が
丹精
(
たんせい
)
して大事に大事に育てたのです」と婦人が
誇
(
ほこ
)
り
貌
(
が
)
に口を添えた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
自分のなつかしい
記憶
(
きおく
)
は、産土には青空を
摩
(
ま
)
してるような古い松が三本あって、自分ら子供のころには「あれがおらほうの産土の社だ。」と
隣村
(
となりむら
)
の遠くからながめて、子供ながら
誇
(
ほこ
)
らしく
落穂
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
美は一切の
道徳
(
どうとく
)
規矩
(
きく
)
を超越して、ひとり
誇
(
ほこ
)
らかに生きる力を許されている。
明治美人伝
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
そして金太郎は、更めて自分が專門學校生
徒
(
と
)
である
誇
(
ほこ
)
りにうつとりする。
坂道
(旧字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
實
(
げ
)
に自らを
誇
(
ほこ
)
りつゝ、
將
(
はた
)
、
詛
(
のろ
)
ひぬる、あはれ、人の世。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
海は
誇
(
ほこ
)
りてをらん、遙かかなたなる
樂土
(
らくど
)
を。
生けるものと死せるものと
(旧字旧仮名)
/
アンナ・ド・ノアイユ
(著)
誇
(
ほこ
)
りとしたる我にやはあらぬ
一握の砂
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
こはめざましき
誇
(
ほこ
)
りかな
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
誇
(
ほこ
)
る
可
(
べ
)
きかな
常闇
(
とこやみ
)
に
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
けれども
貴殿
(
あなた
)
がそういふことを
申
(
まう
)
されるのも
要之
(
つまり
)
、
僕
(
ぼく
)
が一の
小
(
ちひ
)
さな
小學校
(
せうがくかう
)
の
出身
(
しゆつしん
)
であることを
誇
(
ほこ
)
るとか、
感謝
(
かんしや
)
するとか
言
(
い
)
ふのは
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
誇
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“誇”を含む語句
誇張
誇大妄想狂
矜誇
誇貌
誇顔
誇示
誇負
勝誇
誇大
浮誇
誇称
誇大妄想
誇見
梁誇
誇気味
誇顏
延平剣合誇神異
誇誕
誇言
誇耀
...