“蝋梅”の読み方と例文
読み方割合
ろうばい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一二月(いちにがつ)の頃(ころ)に枯(か)れ木(き)のような小枝(こえだ)に、黄色(きいろ)い花(はな)を着(つ)けたり、また蝋梅(ろうばい)のようにもっと早(はや)く雪(ゆき)の中(なか)で香(かを)りたかく咲(さ)き誇(ほこ)るものもあります。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
「お床間が淋しくはないかと存じまして、ちょうど蝋梅(ろうばい)が咲きはじめましたので、持ってあがりました——」
いさましい話 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
正月二日は父の忌辰(きしん)である。或年の除夜翌朝父の墓前に捧ぐべき蝋梅(ろうばい)の枝を伐(き)ろうとわたしは寒月皎々(こうこう)たる深夜の庭に立った。その時もわたしは直(ただち)にこの事を筆にする気力があった。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)