カタチヅ)” の例文
語をかへていふと、形体的内容と実質的内容とによつてカタチヅくられたる集合概念を抽き出すといふ所に興味は存するのである。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
落語とか笑府とかは、畢竟思想より直通して居る実質的内容と、言語形式によつて生ずる所の形体的内容とを並行せしめて、ある滑稽な内容をカタチヅくるのを目的とするのである。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)