“ひょうりゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
漂流100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はまず諸君にこの場所を絶海ぜっかい孤島ことうだと思ってもらいたい。偶然ぐうぜんにも諸君は時を同じゅうしてこの孤島に漂流ひょうりゅうして来た。私もむろん諸君と同様、漂流者の一人である。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
もとより言葉ことばは、たがいにわからなかったけれど、まねで、やっと三にんが、とおきたほうから、暴風ぼうふうのために、幾日いくにち漂流ひょうりゅうして、このしまいたことがわかったのでした。
南方物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)
遭難船の破片か、あるいは油とか、積んでいた荷物などが漂流ひょうりゅうしていないかと気をつけたが、ふしぎにも、それすら眼に入らないのであった。
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)