“やくき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
躍起95.0%
躍気5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸つ子の拍手喝采かつさいを聞く毎に躍起やくきとなりましたが、『千里の虎』の超人的な腕と脚と、目と耳と、それにも優してよく働く智惠には、どうすることも出來ません。
お吉は躍起やくきと抗辯しました。お菊より二つ年上ですが、跛足びつこのせゐか小柄で、お淺お菊姉妹には比べられないにしても、お樂が化物娘といふほどみにくくはありません。
俺はやけに風呂敷包をはふり出して机の前に坐つて見た。火鉢の炭までが乱雑にくべられてある。「俺をこんな不愉快な目に遇はせて…………」と、俺は躍気やくきとなつて妻と姉を呪つた。
公判 (新字旧仮名) / 平出修(著)