“無気力漢”の読み方と例文
読み方割合
いくぢなし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
騙詐かたり世渡よわた上手じやうず正直しやうぢき無気力漢いくぢなし無法むはう活溌くわつぱつ謹直きんちよく愚図ぐづ泥亀すつぽんてんとんびふちをどる、さりとは不思議ふしぎづくめのなかぞかし。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
うるさいナ、念には及ばんよ。君達のやうなヒヨロヒヨロした、たかはらわたの無い江戸ツ子を理想とするやうなんな芥子粒けしつぶのやうな根性の無気力漢いくぢなしと俺の美くしい御発明ごはつめいな男勝りの嬢様とは提灯に釣鐘だ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
女の御用を勤めて嬉しがる腰抜の無気力漢いくぢなしだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)