“御発明”の読み方と例文
旧字:御發明
読み方割合
ごはつめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
段々だん/″\うけたまはれば蓄音器ちくおんきから御発明ごはつめいになつたとふ事を聞きましたがえらいもんや、うしてもこれからの世界に世辞せじふものは無ければならぬ、必要ひつえうのものぢや
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
愈々来年は御卒業になつて二十歳はたちの花盛りだから、何れ何処へか御縁附きになるのだが、何がさて御容貌は番町随一、恐らく東京随一だらうといふ評判で、諸芸に達しおられて無類の御発明ごはつめいだから
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
うるさいナ、念には及ばんよ。君達のやうなヒヨロヒヨロした、たかはらわたの無い江戸ツ子を理想とするやうなんな芥子粒けしつぶのやうな根性の無気力漢いくぢなしと俺の美くしい御発明ごはつめいな男勝りの嬢様とは提灯に釣鐘だ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)