“無意気”の読み方と例文
読み方割合
ぶいき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私(わし)は無意気(ぶいき)もので芸者を買ったことはないが、手前に恩にかける訳ではないが、牛屋の雁木で心中する処を助けて、海老屋へ連れて来て顔を見たのが初めてゞ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
欲には酌人(しゃくにん)がちと無意気(ぶいき)と思い貌(がお)に、しかし愉快らしく、妻(さい)のお隅(すみ)の顔じろりと見て、まず三四杯傾(かたぶ)くるところに、婢(おんな)が持(も)て来し新聞の号外ランプの光にてらし見つ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
二人とも綿(めん)の交つた黒の毛糸の無意気(ぶいき)な襟巻(えりまき)を首に巻付けて、旧(ふる)い旧い流行後れの黒の中高帽を冠つて(学生で中高帽などを冠つて居るものは今でも少い)それで、傍(そば)で聞いては
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)