“暗躍”の読み方と例文
読み方割合
あんやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
理論を離れての暗躍あんやくが——吉良家筋や上杉家の手から——又浅野家の関係者のほうからも——べつな意志をもって幕閣の重臣たちへ働きかけていたであろう。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここまで来る途々の話に、きのうきょう、三蔵が池田家の密命をおびた武士たちと共に犬山に入って、何を暗躍あんやくしていたかが、於通の想像にも、明瞭になっていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もっぱら地方的勢力の結集と、岐阜や伊勢やまた、神戸信孝などと何やらの暗躍あんやくにせわしく、丹羽は坂本の近くにあっても、これはすでに秀吉に一切を一任のかたちでいるし
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)