“大蛸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおだこ83.3%
おほだこ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屋根へ手をかけそうな大蛸おおだこが居るかと思うと、腰蓑こしみの村雨むらさめが隣の店に立っているか、下駄屋にまで飾ったな。みんな極彩色だね。
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
夫を奪おうとした憎むべきリメイに断乎としてヘルリスを挑むべく、海盤車ひとでに襲いかかる大蛸おおだこの様な猛烈さで、彼女はア・バイの中に闖入ちんにゅうした。
南島譚:02 夫婦 (新字新仮名) / 中島敦(著)
今太郎いまたらう君は我知らず、かう叫びました。それは、かね/″\潜水夫たちに聞いてゐた、海の底に住むいろ/\の怪物のうちで、一番こわがられてゐる大蛸おほだこの仕業と分つたからです。
動く海底 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)