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海鼠壁
ふりがな文庫
“海鼠壁”の読み方と例文
読み方
割合
なまこかべ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なまこかべ
(逆引き)
土蔵の
海鼠壁
(
なまこかべ
)
を掘って、土台上を厳重に固めた、栗の角材を
鋸
(
ひ
)
き切った仕事は、宵の花火騒ぎにでも紛れなければ出来ないことです。
銭形平次捕物控:041 三千両異変
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
向うに見える唐津様の
海鼠壁
(
なまこかべ
)
には、何時か入日の光がささなくなつて、掘割に臨んだ一株の葉柳にも、そろそろ暮色が濃くなつて来た。
鼠小僧次郎吉
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
この評定所と申しますのは、
竜
(
たつ
)
の口の
壕
(
ほり
)
に沿うて
海鼠壁
(
なまこかべ
)
になって
居
(
お
)
る処でございますが、普通のお屋敷と格別の違いはありませぬ。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
海鼠壁(なまこかべ)の例文をもっと
(9作品)
見る
“海鼠壁(なまこ壁)”の解説
生子壁/海鼠壁/なまこ壁(なまこかべ)とは、土蔵などに用いられる、日本伝統の壁塗りの様式の一つで、その壁をも指す。生子/海鼠/なまこともいう。壁面に平瓦を並べて貼り、瓦の目地(継ぎ目)に漆喰を蒲鉾形に盛り付けて塗る工法によるもので、目地の盛り上がった形がナマコ(海鼠)に似ていることからその名がある。
(出典:Wikipedia)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
壁
常用漢字
中学
部首:⼟
16画
“海鼠”で始まる語句
海鼠
海鼠腸
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山海鼠
“海鼠壁”のふりがなが多い著者
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