“海鼠形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまこがた50.0%
なまこなり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手速くしないと冷めては搗けない。砂糖の分量は糯米二升に百四、五十もんめだね、それに少しの塩を加える。そうして海鼠形なまこがたに取ってぐに薄く切って干すが外の物へ並べるとベタベタ着いて取れない。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
敷居際につくばった捨吉が、肩のあたりに千草色の古股引ふるももひきあかじみた尻切半纏しりきりばんてん、よれよれの三尺、胞衣えなかとあやしまれる帽をかぶって、手拭てぬぐいを首に巻き、引出し附のがたがた箱と、海鼠形なまこなり小盥こだらい
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)