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小盥
ふりがな文庫
“小盥”の読み方と例文
読み方
割合
こだらい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こだらい
(逆引き)
土間の中の
異
(
ことな
)
った方で音がしたと思うと、若僧は別の口から土間へ下りて、
小盥
(
こだらい
)
へ水を汲んで持って来た。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
それから戸板で担ぎこまれたお祖父さん、裏のさかな屋の女房、露次ぐちにあった
棗
(
なつめ
)
の樹、幾つもの研石や
半揷
(
はんぞう
)
や
小盥
(
こだらい
)
のある仕事場、みんなはっきりと眼にうかんできた。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
敷居際に
蹲
(
つくば
)
った捨吉が、肩のあたりに千草色の
古股引
(
ふるももひき
)
、
垢
(
あか
)
じみた
尻切半纏
(
しりきりばんてん
)
、よれよれの三尺、
胞衣
(
えな
)
かと
怪
(
あやし
)
まれる帽を
冠
(
かぶ
)
って、
手拭
(
てぬぐい
)
を首に巻き、引出し附のがたがた箱と、
海鼠形
(
なまこなり
)
の
小盥
(
こだらい
)
註文帳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
小盥(こだらい)の例文をもっと
(4作品)
見る
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
盥
漢検1級
部首:⽫
16画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父
“小盥”のふりがなが多い著者
幸田露伴
山本周五郎
泉鏡花