“海鼠餅”の読み方と例文
読み方割合
なまこもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その停止している所は、舌の先のようで、お正月の海鼠餅なまこもちの格好だ。ただ比較にならぬほど長くて幅が大きいのである。
高山の雪 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
むしろ徒歩にかずとそのまま焼餅坂を上り、市ヶ谷小学校の前からぶら/\と電車通りを歩いていたのだが、いつかあの白い海鼠餅なまこもちを組立てたような
早稲田神楽坂 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
... 二升に五しゃく位な割で海鼠餅なまこもちに搗き込みますと乾きが悪うございますけれども、カキ餅にして焼きました時お砂糖入りのカキ餅よりもよくふくれて軽うございます」妻君
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)