“なまこかべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海鼠壁90.0%
生鼠壁10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この評定所と申しますのは、たつの口のほりに沿うて海鼠壁なまこかべになってる処でございますが、普通のお屋敷と格別の違いはありませぬ。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その左側に海鼠壁なまこかべを持って、その背後に影法師を曳いて、そうして半身を月光にさらして、腰から下をぼうとぼかして、浪人は先へ歩いて行く。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もとはやはり姻戚の阿波の藍玉屋あいだまや生鼠壁なまこかべの隣に越太夫という義太夫の師匠が何時も氣輕な肩肌ぬぎの婆さんと差向ひで、大きな大きな提燈を張り代へながら、極彩色で牡丹に唐獅子や
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
生鼠壁なまこかべかびさは外面おもて
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)