“鎗屋町”の読み方と例文
読み方割合
やりやちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
植松夫婦は、名古屋生まれの鼻のたかいお婆さんや都育ちの男の子と共に、京橋鎗屋町やりやちょう住居すまいの方で宗太らを待ち受けていてくれたという。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
くめはその夫植松弓夫ゆみおと共に木曾福島を出て東京京橋区鎗屋町やりやちょうというところに家を持っているからその方に二人の幼いものを託する、あのお粂ならきっと弟たちのめんどうを見てくれる
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ちょうどお粂夫婦は東京の京橋区鎗屋町やりやちょうの方にあった世帯しょたいたたみ、半蔵から預かった二人ふたりの弟たちをも東京に残して置いて、一家をあげて郷里の方へ引き揚げて来たころのことであったが
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)