引倒ひきたお)” の例文
と云いながら突然いきなりお浪のたぶさを取って引倒ひきたおし、拳骨げんこつを固めて二ツちましたが、七人力ある拳骨ですから二七十四人に打たれるようなもので、痛いのんのと申して、悪婆あくばのお浪も驚きました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)