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急
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たちま
ふりがな文庫
“
急
(
たちま
)” の例文
わざと三田の給仕役は自分ときめてゐたが、變つた女が目の前にあらはれると、
急
(
たちま
)
ち好奇心を動かす野呂は、部屋を距てた向ふから
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
すると歯にも
透
(
とほ
)
る位、苦味の交つた甘さがある。その上彼の口の中には、
急
(
たちま
)
ち橘の花よりも涼しい、微妙な匂が一ぱいになつた。
好色
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
忽
(
たちま
)
ち争闘が始まりました。
急
(
たちま
)
ち人殺しが行われました。が併し直接その娘に乱暴をする者はありませんでした。それほど娘は神々しく敬虔であったのでございます。
沙漠の歌:スタンレー探検日記
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
蟒も流石に眞面目な顏をしてゐたが、商賣人だけに氣を取り直して、
急
(
たちま
)
ち田原と調子を合せて、室内の陽氣を高めようとするのであつた。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
三田が冗談に云つた言葉がきつかけになつて、おつぎがおみつの事を話すと、野呂は
急
(
たちま
)
ち乘氣になり、是非ともその娘に頼んでくれといふのだつたさうだ。
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
急
常用漢字
小3
部首:⼼
9画
“急”を含む語句
急遽
性急
急忙
急込
急須
危急
急激
大急
急足
急拵
早急
急流
急立
火急
急々
急歩
急使
急湍
急病
緩急
...