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『古い村』
ふりがな文庫
『
古い村
(
ふるいむら
)
』
自分の故郷は日向國の山奧である。恐しく山岳の重疊した峽間に、紐のやうな細い溪が深く流れて、溪に沿うてほんの僅かばかりの平地がある。その平地の其處此處に二軒三軒とあはれな人家が散在して、木がくれにかすかな煙をあげて居る。自分の生れた家もその中 …
著者
若山牧水
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「新潮」1909(明治42)年6月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約25分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
急
(
には
)
産
(
こさ
)
反
(
そら
)
窮
(
つま
)
住宅
(
すみか
)
減
(
す
)
逸
(
はず
)
疎
(
そ
)
終
(
つひ
)
潮
(
さ
)
彼女
(
かれ
)
莞爾
(
につこり
)
搖
(
ゆら
)
邊
(
ほとり
)
力
(
りき
)
難
(
にく
)
蹲踞
(
しやが
)
切
(
しき
)
癪
(
しやく
)
異
(
こと
)
放肆
(
ほしいまま
)
本氣
(
むき
)
耐
(
たま
)
不味
(
まづ
)
煽
(
おだ
)
細
(
こま
)
狂人
(
きちがひ
)
祖父
(
ぢい
)
界
(
さかひ
)
延
(
ひ
)
馴染
(
なじ
)
峽間
(
けふかん
)
飜然
(
ほんぜん
)
對
(
むか
)
密着
(
くつつ
)
頽
(
くづ
)
勉強
(
べんきやう
)
鉤
(
はり
)
博徒
(
ばくちうち
)
噫
(
あゝ
)
反
(
そむ
)
渡舟
(
わたし
)
鮎
(
あゆ
)
經
(
た
)
酷似
(
こくじ
)
酷
(
ひど
)
縅
(
おどし
)
遣瀬
(
やるせ
)
賽
(
さい
)
繕
(
つくろ
)
罵詈
(
ばり
)
老
(
ふ
)
背後
(
うしろ
)
腭
(
あご
)
茅葺
(
かやぶき
)
荒屋
(
あばらや
)
貴君
(
あなた
)
峽間
(
はざま
)
不圖
(
ふと
)
以前
(
もと
)
兩個
(
ふたり
)
分限
(
ぶげん
)
刺戟
(
しげき
)
博勞
(
ばくらう
)
博奕
(
ばくち
)
咯
(
は
)
啀
(
いが
)
囮
(
おとり
)
壞
(
こは
)
安堵
(
あんど
)
家
(
うち
)
紅
(
あか
)
抽斗
(
ひきだし
)
撓
(
たわ
)
擴
(
ひろ
)
曲玉
(
まがたま
)
某
(
なにがし
)
棲
(
す
)
榎
(
えのき
)
櫃
(
ひつ
)
混
(
まじ
)
炒
(
い
)
白髮
(
しらが
)
盲目
(
めくら
)