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急
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にはか
ふりがな文庫
“
急
(
にはか
)” の例文
ことに八重の
淡紅
(
うすくれなゐ
)
に咲けるが、晴れたる日、砂立つるほどの風の
急
(
にはか
)
に吹き出でたるに、雨霰と
夕陽
(
ゆふひ
)
さす中を散りたるなど、あはれ深し。
花のいろ/\
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
吾
(
あ
)
は
異
(
け
)
しき
夢
(
いめ
)
を見つ。
沙本
(
さほ
)
二
の
方
(
かた
)
より、
暴雨
(
はやさめ
)
の
零
(
ふ
)
り來て、
急
(
にはか
)
に吾が面を
沾
(
ぬら
)
しつ。また錦色の
小蛇
(
へみ
)
、我が頸に
纏
(
まつ
)
はりつ。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
急
(
にはか
)
にも飢ゑて
食
(
もの
)
ほしげなるに、
彼此
(
をちこち
)
に
六六
𩛰
(
あさ
)
り得ずして狂ひゆくほどに、
忽
(
たちま
)
ち文四が釣を垂るるにあふ。其の
餌
(
ゑ
)
はなはだ
香
(
かんば
)
し。心又
六七
河
伯
(
がみ
)
の
戒
(
いましめ
)
を守りて思ふ。我は
仏
(
ほとけ
)
の御弟子なり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
思ひ入て擦る
数珠
(
ずゞ
)
の音の声すみておぼえずたまる我涙かな、と歌の調は好かれ悪かれ、西行
急
(
にはか
)
に読みかくれば、彼方は初めて人あるを知り、思ひがけぬに驚きしが、何と仰られしぞ、今一度と
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
この時御病いと
急
(
にはか
)
になりぬ。ここに御歌よみしたまひしく
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
▼ もっと見る
光りを磨きし
餝屋
(
かざりや
)
とて日本の長者の名ありしものも、今は百貫目に足らぬ身代となり、是にては中々今までの格式を追ひ難しと
急
(
にはか
)
に分別極めて家財を親類に預け、有り金を持つて代々の住所を立退き
花のいろ/\
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
急
常用漢字
小3
部首:⼼
9画
“急”を含む語句
急遽
性急
急忙
急込
急須
危急
急激
大急
急足
急拵
早急
急流
急立
火急
急々
急歩
急使
急湍
急病
緩急
...