“餝屋”の読み方と例文
読み方割合
かざりや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お父っさんは餝屋かざりやをやっていたのよ、まえの人の家は隣り町にあって、十四の年からうちへ奉公に来たの、それがお父っさんにすっかり気にいられて
ひとでなし (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
光りを磨きし餝屋かざりやとて日本の長者の名ありしものも、今は百貫目に足らぬ身代となり、是にては中々今までの格式を追ひ難しとにはかに分別極めて家財を親類に預け、有り金を持つて代々の住所を立退き
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)