“かざりや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
錺屋75.0%
餝屋8.3%
金工4.2%
錺職4.2%
飾屋4.2%
飾職4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうとう一寸いっすん逃れを云って、その場は納まったが、後で聞くとやはりその女は、それから三日ばかりして、錺屋かざりやの職人と心中をしていた。
ひょっとこ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
光りを磨きし餝屋かざりやとて日本の長者の名ありしものも、今は百貫目に足らぬ身代となり、是にては中々今までの格式を追ひ難しとにはかに分別極めて家財を親類に預け、有り金を持つて代々の住所を立退き
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
金工かざりや仕事場しごとばすわって、黄金きんくさりつくっていましたが、家根やねうえうたっているとりこえくと、いいこえだとおもって、立上たちあがってました。
それをくと、とりりてて、みぎあし黄金きんくさり受取うけとり、金工かざりやのすぐまえとまって、うたいました。
あの、大博覧会の出品ね——県庁から、この錺職かざりやへお声がかりがある位ですもの。美術家の何とか閣が檜舞台ひのきぶたい糶出せりださないはずはないことよ。
指環ゆびわかんざしこしらえるのじゃ。)と親仁様が言ったから錺職かざりやさんですわね。その方のお骨がおさまっているんですってね。
きりやう好みの源吉が、飾屋かざりやの小町娘を、金にかして申受けたといふ經緯いききつ、——半年ほど前に、幾つのゴシツプを飛ばしたことでせう。
第一の命令は、この都で第一の名高い飾職かざりやと宝石商人あきんどとが、大勢の弟子を連れて御殿へ参りまして、その日の内に仕上げてしまいました。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)