トップ
>
『南方』
ふりがな文庫
『
南方
(
なんぽう
)
』
島へ來てもう一月近くになるが、なんて風の吹くところだらう。着いた最初の日、濱邊から斷崖の急坂をのぼつて、榛の木の疎林、椿のたち並んだ樹間の路を、神着村の部落まで荷物をつけた大きな牛の尻について歩いてゆくとき、附近の林、畑地の灌木などが爭つて …
著者
田畑修一郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「早稲田文學」1935(昭和10)年6月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約38分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
背
(
せお
)
力
(
り
)
恐
(
こ
)
新
(
にひ
)
煩
(
うる
)
列
(
つらな
)
蹲
(
うづくま
)
放
(
ほ
)
角
(
つの
)
著
(
いちじる
)
神津
(
かうづ
)
苛立
(
いらだた
)
埒外
(
らちぐわい
)
可笑
(
をか
)
凭
(
よ
)
鉤形
(
かぎがた
)
鮮
(
あざや
)
鏝
(
こて
)
靈岸
(
れいがん
)
紺絣
(
こんがすり
)
籠
(
こも
)
竈
(
かまど
)
突鼻
(
とつぱな
)
秣
(
まぐさ
)
神着
(
かみつき
)
三宅
(
みやけ
)
眩
(
まぶ
)
珈琲
(
コーヒー
)
犇
(
ひし
)
燐寸
(
マッチ
)
温和
(
おとな
)
涎
(
よだれ
)
母屋
(
おもや
)
榛
(
はん
)
斑
(
まだら
)
惹
(
ひ
)
悉
(
ことごと
)
御藏
(
みくら
)
式根
(
しきね
)
呟
(
つぶや
)
卓子
(
テーブル
)
他目
(
よそめ
)