そがひ)” の例文
人々を見てあやしげにまもりたるに、真女子もまろやも此の人を二七五そがひに見ぬふりなるを、翁、かれ二人をよくまもりて、あやし、此の邪神あしきかみ、など人をまどはす。
そのまゝ南蛮寺を後にして、諏訪神社の石の鳥居にもそがひを向け、足に任せて早岐の方を志す。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)