そむく)” の例文
致さず押返おしかへして予が沙汰に及ばざる内は幾度いくども御ことわり申立べし是は其方より上意をそむくにはあらいはば我等が御意を背儀なれば少しも心遣ひなく存じをるべしと御懇切ねんごろなる御意を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
嫜の方の朝夕ちょうせきの見舞をかくべからず。嫜の方のつとむべきわざおこたるべからず。若し嫜のおおせあらばつつしみおこなひてそむくべからず。よろずのこと舅姑に問ふて其教にまかすべし。嫜若し我をにくみそしりたまふともいかりうらむること勿れ。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)