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背
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みね
ふりがな文庫
“
背
(
みね
)” の例文
春日重蔵は木剣の
背
(
みね
)
からずッと自斎の構えを見て数十度の試合にもかつて体験のない驚異に
衝
(
う
)
たれた。彼の立青眼はそそり立つ峰か、堅固の金城の如く、全身
羽毫
(
うごう
)
の隙もなかった。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ちイッ……この野郎! と孫兵衛は刀の
背
(
みね
)
から鋭い目を通して相手を睨んだ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
アッと拾いかかるところを、新九郎はここぞ狙いどころと、その背へズーンと斬りつけたが、敵のからだに刀が当ると、
背
(
みね
)
が返って肉は切れなかった。しかし一念の力に郷士はワッとへたばった。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“背”の意味
《名詞》
背(せ、せい)
背中。胴の後ろ側のうち、腰より頭に近(ちか)い部分。胸と腹の反対側。
ものを人や動物(の胴)に見立ときの背中に当たる部分。刃の切(き)れない方の縁。
服や道具の中で、人の背中に接する部分。
身長。
(出典:Wiktionary)
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
“背”を含む語句
背負
背後
背丈
背嚢
背高
背向
背景
山背
背中
引背負
背反
背延
背屈
背負梯子
違背
背恰好
中背
背負上
背伸
刀背
...